2012. . 19

疥癬症のタヌキ。

昨日、タヌキがバケツビオの所に現われた。


ずっと水を飲んでいる。 ずっと長く水を飲んでいる。

それをずっとみていた。


            ぼやけてるけどタヌキの画像
タヌキ


少し小さめのタヌキだった

毛がふさふさにみえた。 けど こっちを向いた時に右側の毛がズルっと抜け落ちてた。

あ、、 疥癬だ・・と、 思った

疥癬に罹ってるのだ

小さな目に見えないようなダニが体に繁殖をしてしまっている


ダニはヒゼンダニという種類らしい。

このままにしておけば、狸は弱って死に至る。

どうすればいいんだろう、、。と色々と検索をしてみた

イヌやネコなら疥癬に罹っていたネコを獣医さんに連れて行ったり
捨てられていたイヌが疥癬だったりだから 薬の与え方もわかる。

だけどタヌキは野生動物なのです。
薬を注射するわけにもいかない。

タヌキはイヌ科だからキツネやイヌと同じセンコウヒゼンダニに感染する。
猫は  ネコ科だからアライグマやハクビシンでショウセンコウヒゼンダニに感染する。
科に関係なく 那須では家畜(牛)にまで感染例があるらしい。


あたしはどうしたらいいだろう。

昨日、ずっと考えていた。

野生動物に餌を与えたりする事は、人間の生活圏のそばに来てしまうことなので
絶対に避けなければいけない事
だけれど、この場合、薬を与えるという事は、その場合に当てはまるのだろうか。
薬を与えようとするという事は、タヌキが食べそうなものに薬を混ぜるという事だし。
それは結局野生動物にとっては良い結果にならないんじゃないか。

ああ、どうしたらいいんだろう。
調べて、調べて、調べまくる。

ああ、、
どう調べても 一旦疥癬にかかると致死率が高いのだ



格好よく言えば、

野生動物は、放っておけばいい。
人間が手を出したりするから こういう事が起きるのだ。



でも 放っておけば死んでしまうのだ。

あたしは 格好よくない人間だ

すぐ泣く。それも駄々をこねたように号泣までする。
タヌキに手を出すなと言われたら じゃあ、あなたがどうにかしてくれるっていうの?と
他の人をなじるようなイヤな性格なのだ



一晩、考える。考える

少ない脳みそで考えていたら 頭痛がしてきた。
それでも頭痛薬を飲んで考えて




そして 獣医さんに電話をした。


隣の畑に来ているタヌキの事を話す。
疥癬症のタヌキだということ。
昨日、お水を飲みに来ている姿を目撃したこと。
タヌキはずっとお水を飲んでいたこと。
そしてやっと立ち上がるとヨロヨロと山の中へ戻っていったこと。
よく考えるとここ数週間、何者かに畑が掘られたりしていたこと。
多分、えさを探しにここの所タヌキが来ていたということ。
来ている事自体知らなかったし、餌やりはしてなかったけれど 今回、姿を見せたり、近くに来るという事は
それだけ人間に対しての危機感も薄れるほどの命の危険をタヌキは感じてるんじゃないかということ。
野生のタヌキに餌を与えてはいけないのはわかっているけれど
薬を与えてもいいものなのかどうか、先生の考えを聞きたいのですと言いました。


すると、先生は

「○○さん、アナタはタヌキをどうしたいの?」とあたしに聞きました

「あたしは、タヌキを治せるなら、薬を与えたいんです」と言いました。

「ちょっと待って、わかった。
それなら、薬を用意しておくからもらいに来て。」と先生はいいました。


「もらいに来て?」と簡単に言ってくれる先生に、
  くううとあたしは 泣きました。





  何十年も前には 山は杉だらけではなく

  山は もっと豊かで


  人間とタヌキは住む所を違えていた。 
      タヌキに限らず 鹿もイノシシもクマも。

  野生動物が山を追われたり  
  食べるものがなくて山を下りたりすることはなかったのに。


         

       また、薬をいただいてから、頭の中をしっかり整理して

          続きを書こうと思いますの、りいのすけでした。




今は2月、一年で一番寒い2月、さぞ、寒いだろうに、寒いだろうに。

 なんで、こんな事になっちゃってるんだろうと 思うと
  せつなくて、せつなくて 泣けてしまうのです。




追加 ↓2012. Mar. 21

疥癬症のタヌキのお話の続き。 ←続きはこちらです。




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