2012. . 30

あれから一年経ったのかな P氏のこと

 今日は午前中に台風が来るというので 倒れたら困る鉢を前もって倒しておいたり
  風の当たらない所に置いたり、
  畑のほうは ピーマンやら、キュウリやら、ミョウガやら、あとで木が倒れると厄介な事になるので
  ほとんどのものを摘んだり、伸びた枝を切って、極力、風の抵抗を受けなくてよいようにしたりして
  午前は過ぎていきました。


  雨が降るのはこちらでは午後からと天気予報で聞いていたから
  一時間くらいならそこらに散策にいこうかなと
  これから台風で家にこもる前に秋をみつけに出かけました

  秋は来ているわね。もう小さいドングリが落ちていたり、和栗の小さな山栗のイガが沢山落ちていたり。
  ホトトギスは咲いているし ふわっと香るのは今年はじめての金木犀。

           ほととぎす
                ホトトギス


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ゆるゆると ゆっくり歩いていたら P氏の家の前

P氏の家の壁のペンキが塗りなおされてる。 売ることになったのかしら。

P氏
彼は オーストラリア人でした。そして日本に帰化して日本人になりました。

畑で花や野菜をどうにかこうにかしている時に
彼はウォーキングをしながら通りがかり、挨拶をしてくれました

僕は、お医者さんから言われていてね。 少し血圧が高いらしいんだよね。
だから歩きなさいって言われているんだよ。


こんにちは。今日もお元気ですね?
こんにちは。その花はなんという名前ですか?
こんにちは。今日も暑いですね。


こんにちは。今日もお元気ですよう
こんにちは。このお花はね、○○と言うのよ
こんにちは。暑いですね。この分だと夕方まで気温は下がりませんよね


こんにちは。の 繰り返しで 私達は仲良しになりました。


オーストラリアの木や植物にとても興味があって育てていたりするの
面白い木が多いわよねと バンクシャの花やユーカリの話や、カンガルポーの話をしたりするけれど
あまりP氏はそれには興味がなくて

オーストラリアより 僕は日本が好きなんです。

この国には山がありますね。山には木がありますね。山に植物がいっぱいですね。水が流れていますね。
こんな素晴らしい風景は オーストラリアにはありませんね。
僕の住んでいる家の前には水が流れていて雨が降ると音もすごいけれど
この水の流れる音がすばらしいですね。毎晩、僕は寝る時に子守唄のようにこれを聴いています。
夕方には外のデッキでビールを飲み、おつまみを食べて
みまわすと木に囲まれていてそれが僕にとって素晴らしい事なんです。
小さい鳥が来ますね。尻尾を振る鳥です。それから他にも色々来ますね。

僕の母はたまに飛行機で日本に来ると日本をとても気にいっているので
僕と一緒に住みたいと言っていました。母も日本に呼び寄せたいと思っているけれど
母も80を過ぎているし、僕も仕事もあるから呼びたく思っていても呼べないのですけれど
でも一緒に住みたいと思っています。

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こんなことがありました。

或る夏の日。

窓から外をみると P氏と男の子

あれ?

外へ出てP氏に こんにちは。とご挨拶。

あ~。彼がね(P氏が男の子に対していう)
彼がね、カエルを見たいっていうのだけれど大きいあのカエル、いますか?

あたし:ああ、ヒキガエルね。 ここらへんにいると思うけど どうかなあ
    ああ、いたいた。

そしてP氏は彼を紹介してくれました。

P氏は温泉が好きなので日帰り温泉をお風呂がわりにして毎日行っていたのだけれど
そこで P氏は 彼が小学6年生の頃に知り合い、話をしているうちに仲良くなり
彼が中学生になった時に彼はP氏の家に来たがったけれどこれなくていて
そのうちに、彼が今回、両親に無断で来てしまったんだよ。って。
P氏の家に来ている事を両親に連絡してそして P氏の家に泊まる事を許されたということ。

その男の子は、話すととても饒舌ではきはきしてる。だけれど学校では少し違うらしい
他の子とちょっと違うらしいの
P氏を慕って家にまで来るというのには驚いたけれど、それだけ魅力のあるP氏だからだったのでしょう

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P氏は、牧師さんをしていました。
結婚式場での牧師さんだったので本当の牧師様だったのか仕事上だったのかは聞いていません。
そして中学校でも英会話だか英語を教えていたのだけれど
そろそろ自分ももうトシだから仕事をやめて、ゆっくりしたいといっていて
今年にあと二ヶ月したら辞めようと思うんだと。
それじゃ、その後には、一緒に畑やお花を始めましょうか
野菜の種類や蒔き方、お花の種類も山野草もなんでも一からやりましょうか
と、話をしていたのに

突然の知らせがありました。

彼は家の中で倒れて事切れていましたと。

P氏の退職の為に中学校ではP氏のお別れ会をやろうとしていて、その日になっても来ないものだから
不審に思った職員の方がきてみたら(職員ではないかもしれないです)
玄関の所で倒れていたと。。


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何故、こんなに綺麗な自然の中にゴミを捨てる人がいるんだろう

そういいながら P氏はゴミを拾って歩いていました

彼は日本の自然を愛していました。


今もこんにちは。と 声が聞こえそうです。

外国から来たP氏が愛してくれた日本の四季と自然、

あたし達の国は 海があり、山があり、谷があり、川が流れている

とても美しい日本なの

   自分の国を汚すのは やめましょうね






    P氏、良い行いをする人は 神様が連れていってしまうのかしら

        こんにちは。P氏。今回はあなたのお話にしたのよ
                
                          りいのすけでした。





comment

RanPaPa
こんにちは。
台風はひどくなかったようですが
すぐに次が来ていますから
気を付けて下さいね。

今回の記事はじっくり読ませてもらいました。
P氏は母親の年齢からみて
同じ世代だと予想しながら読みました。

自然を愛し、何も悪いことをしていない善人なのに
思いがけず早く旅立つ人がいるのは何故だろう?と
ふとしたきっかけで思い出すように
考えることがあります。

ろくなことをしていないのに
長生きしている人がたくさんいるのに。

そういうときに限って、神様に怒りを向けます。
もっとちゃんと見ていて下さい、お願いします。

でも、それが世の中だよねと納得もしていますが
また考えさせられました。

かわいいほととぎすで和みました。
2012.10.03 10:02
りいのすけ
RanPaPaさんへ

うん~ランパパさんと同世代か少し上かな。^^

ああ、ランパパさん、あたしと同じだ。。。

あたしも考えさせられちゃう。

この人の場合、ほんとうに笑顔まで善人だったものだから
怒りの矛先をどこへ向けたらいいのかわからない位でした。

理不尽ね、理不尽ねと 足をダンダンとやりたくなっちゃう

でもきっと何かがあるのかもと思うようにしているの
そうじゃなければ
やりきれないもの

まだいるみたいよ。 あたしの中にも勿論、思い出として彼はずっと
留まっているけれど
まだ 道路を歩いて 
長い手足を さくさくと動かしながら 笑顔でね
こんにちは。って 歩いてきそうなのよね。

白いポロシャツに金色の髪の毛
目はブルーアイでね 顔は細長く、
訛りのあるトーンで

こんにちは。と、いいながら 両手を組むようにしながら
片手が片手を擦るのよね

多分 これってP氏の癖だったのかしらね^^

2012.10.03 19:21
りいのすけ

拍手のほうからのコメントをありがとう。
あちらでは読むだけできちんとお返事ができないので
こちらで感謝をさせていただきますね^^


ありがとう。ですです




 


2012.10.04 18:25

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